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アグアヨ・インスティトゥトではアグアヨメソードを使って音楽教育、音感教育を行っています。このメソードの目的は、グループの授業を通して人間の五感の発達および運動能力の調和（コーディネーション）的発達を促進させることです。そして、この豊かな音楽性を培う事を通して、身体的能力と精神的能力を高めることを目指します。音楽は一番大切な目的ではありません。音楽は身体的能力、精神的能力を十分発達させるための手段にもなるのです。全人的教育を行うための手段として音楽を学ぶと考えています。アグアヨメソードはコダーイ・オルフ・ダルクローズの音楽教育思想およびモンテッソーリの人間総合教育の原則が基礎になっています。

♪「音楽」のとらえかたは人によってさまざまでしょう。楽しむ、癒される、喜びを感じる、達成感を味わう、自分を表現する、別の自分を発見する、・・・

このセミナーに参加して違った視点で音楽をとらえたとき新たな世界が開け、自分の音楽観にさらにみがきをかけることができたり、音楽に限らず自信、意欲を持つきっかけになればうれしく思います。

音楽教育というとどうしていきなり音楽のなが〜い歴史の中でほんの一瞬の時代であるクラシック時代の音楽を勉強するのでしょうか。アグアヨセミナーではまず原始のころの音楽、ビフォニアから始めます。まず２つの音だけで勉強しますからとても自然に楽に学ぶことができます。
いくら指が動いても声が出ても音楽になっていなければ何も感じられません。最初に音楽を勉強するときに楽器はいりません。まず、自分のからだを使って運動の能力を高めましょう。手、足、ひざ、体全体などでさまざまなことを表現できます。こうして学んだ音楽は人のいろいろな能力を高める手段となります。音楽家にならなくともたとえばすばらしい技術の手術をするお医者さん、美しい図面を引く建築家などどんな分野でも立派な人になれるでしょう。音楽が最終目的ではないという先生の考え方です。セミナーではこどもも音楽の先生も同じ事を同時に勉強します。普通の教育では考えられないことですがこのセミナーではそれができてしまうという秘密があります。